精神保健福祉士の仕事と専門学校一覧

精神保健福祉士

仕事の内容

精神障がい者やその家族をサポートする

 精神保健福祉士の資格は比較的新しく、1997年に制定された「精神保健福祉士法」によって生まれた。精神に障がいのある人やその家族の相談に応じたり、社会復帰へ向けて援助を行ったりする専門職だ。
 勤務先は病院などの医療機関や生活支援施設などが多い。障がい者を直接治療することはできないが、医師や看護師、作業療法士や臨床心理士などと連携を図り、自立するための援助やサポート業務を行うのが中心となる。

働き方と生活

医師や看護師ともに、訪問診療に同行することも

 主に、精神科のある病院や、生活支援施設などに勤務するのが一般的で、労働時間は各施設の規定に準ずることがほとんどだ。勤務時間は基本的に1日8時間程度で、夜勤がある職場もあるが、回数は少ない。
 施設によっては訪問診療を行っている場合もあり、医師や看護師に同行することもある。


ふさわしい人

相手の立場を理解でき、苦難に負けない強さが求められる

 まず、人の役に立ちたいという奉仕の気持ちがあることが大切だ。相談者は老若男女、多岐にわたるので、相談者と同じ立場で考えることができる人が向いている。また、社会復帰へ向けてのサポートには苦難も伴うが、それに負けない精神的な強さや粘り強さが求められる。

将来展望

活躍の場が増え、よりいっそう必要とされる立場に

 わが国において何らかの精神障がいをもつ人は300万人を超えており、心の病を抱えた人は年々増加する傾向にある。精神障がい者をあらゆる面から支える精神保健福祉士にかかる期待は大きく、司法施設や教育機関など、これまでになかった新たな領域にも進出しつつある。今後も活躍の機会が増えていくだろう。

収入

勤務先により異なる

関連する学校

地域・都道府県

28件の専門学校

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関連サイト

厚生労働省 : http://www.mhlw.go.jp/

(社) 日本精神保健福祉士協会 : http://www.japsw.or.jp/