パン職人の仕事と専門学校一覧

パン職人

仕事の内容

豊富な種類のパンを焼き上げる職人

 わが国では、「世界中のパンが食べられる」といわれるほど、数多くの種類のパンが作られている。こういったパンを作るのが、パン職人だ。
 パン作りは、小麦粉、塩、水に、イーストと呼ばれる微生物を混ぜ合わせ、生地を作るところから始まる。生地ができあがると、手や機械を使ってパンの形に整え、焼き上げて仕上げる。
 パン作りは、材料や水の配分、焼き時間など、気温や湿度に左右される。そのため、その日の天気にあわせて、微妙なさじ加減で分量を調節しながら、パンを焼き上げる必要がある。

働き方と生活

店によっては、早朝から夜遅くまで働くことも

 個人のパン屋やパン工場、ホテルやデパートの製パン部門などに勤務するのが一般的。パンは保存がきかないので、ある程度規模があるパン屋やパン工場は人口の多い都市部を中心に展開している。
 開店の時間までに、生地作りから焼き上げまでしなくてはならないため、パン職人の朝は早い。店によっては交替制となっている場合もあるが、個人経営のパン屋だと、勤務が早朝から深夜までおよぶことも珍しくない。一方、工場では機械化や分業化が進んでいるため、交替制となっている場合が多い。


ふさわしい人

熟練の技を身につけるまでの忍耐力と体力が必要

 パンが好きなことはもちろん、食べることが好きな人が向いている。また、「どうすればおいしいパンができるのか」と常に考え、工夫したり探求できたりすることが大切だ。
 一人前のパン職人になるためには、一般的に3~5年かかるといわれ、石窯でパンを焼く場合は熟練の技が必要とされるため、10年以上かかることもある。技術が身につくまでに時間がかかる職業なので、忍耐力が必要だ。

将来展望

独創的なパンや本場の味も求められる

 パンは、今やわたしたちの食生活にとけ込んでいて、欠かせないものになっている。したがってパン職人の必要性は変わらないが、その一方で商品間の競争も激しいため、これまでにない独創的なアイディアのパンや、海外の味を再現した本格的なパンを作ることができる職人も求められることだろう。

収入

初任給 約16万円(パン屋での一例)

関連する学校

地域・都道府県

96件の専門学校

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関連サイト

(社)日本パン工業会 : http://www.pankougyokai.or.jp/