航海士の仕事と専門学校一覧
航海士

仕事の内容
航海計画を練り安全な航行を指揮する
一般に大型船には、仕事の役割によって、甲板部、機関部、通信部、事務部が置かれている。甲板部は運航や荷役の仕事を担当し、機関部はエンジン、電気系統などの保守管理を担当する。通信部は陸上との通信、事務部は船内の事務や、船客や乗務員への食事サービスなどを行う。
航海士は、甲板部において航海や荷役に関する業務の指揮に当たる。航海に先立っては、港湾や航路の状況、気象や海象の特徴や変化、航海距離などを調査して、機関士と相談しながら航海計画の原案を練る。航海中は肉眼やレーダー、GPSなどで船の位置確認を行い、気象や潮流の変化に気を配り、安全で効率的な航海を行っている。
働き方と生活
乗船中は休めないが下船後に長期休暇が取れる
担当する船が貨物船や客船の場合は、甲板手と共に船の運航状況や周囲の船舶の動きを監視する航海当直がある。その場合は、4時間当直して8時間休むのが一般的のようだ。
外国航路の航海士の場合、乗船中はほとんど休めないが、特別な休暇制度があり、下船後にまとめて長期の休暇が与えられる。
ふさわしい人
厳しい勤務条件に耐える体力と精神力が必要
まず、海が好きなことが第一条件だ。そして、甲板部を指揮し乗客や貨物の安全を守ることが職務なので、強いリーダーシップと判断力、責任感、冷静さなどが必要だ。
また、外国航路では、一度乗船すると航海は長期間に渡り、勤務もシフト制で、睡眠時間も断続的になる場合が多いため、体力と精神力も欠かせない。
将来展望
国際性やコンピュータの知識などがより必要に
安いコストで大量輸送ができる船舶は、重要な輸送手段であり、今後もその地位は変わらないだろう。
最近は船内の仕事もコンピュータ化が進み、先端技術などを熟知している有能な人材が求められるようになってきている。また、外国人船員と乗り合わせるケースが増えていて、語学力や国際性も必要になってきている。
平均給与 約58万2000円(一等航海士の場合・2007年人事院調査)
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関連サイト
日本海事広報協会 : http://www.kaijipr.or.jp/
船と海と船乗りのページ : http://www.jsu.or.jp/
全国・海外 船の旅情報 : http://www.fune.co.jp/
国土交通省 : http://www.mlit.go.jp/