システム監査技術者の仕事と専門学校一覧

システム監査技術者

仕事の内容

コンピュータの安全性を守るドクター的存在

 コンピュータは現在、社会のあらゆる分野で活用されており、銀行のATMや交通機関の運行管理システムなどの故障は私たちの生活に大きな損害を及ぼす。システム監査技術者は、そうした情報システムを総合的に評価・点検し判定する、コンピュータのドクター的存在だ。
 具体的には、信頼性や安全性、効率性、機密性、保全性といった幅広い側面からシステムを調査し、その結果を関係者に説明したり、故障やダウン(コンピュータが動かなくなること)の防止策や改善点をアドバイスしたりする。そのため、コンピュータのソフト、ハード両方の構造や理論に精通していることが必要だ。

働き方と生活

勤務時間や休日は比較的規則正しい

 情報処理関連企業、コンピュータメーカーなどに勤務し、システム監査を担当する部署で働く場合が多いようだ。そのほかに、コンサルティング会社に勤務する場合もある。
 プログラマーやシステムエンジニアとは異なり、締め切りに追われる仕事ではないため、勤務時間や休日は比較的規則正しいようだ。


ふさわしい人

ソフトとハード両面の深い知識と分析力が必要

 仕事をするうえでは、コンピュータのソフトとハード両面に関する深い知識があることが大前提だが、そのほか、情報システムが安全で信頼できるかどうかなどを判定する仕事なので、分析力や集中力も必要となる。
 また、監査した結果を相手にわかりやすく説明する力も必要だ。さらに、信頼感や責任感があることも大切。知識だけでなく高度なコミュニケーション能力が求められる仕事でもある。

将来展望

コンピュータシステムの普及で重要性が増す

 あらゆる分野でコンピュータが活用されている現在、コンピュータシステムの事故や故障は、会社内部の業務を滞らせるだけでなく、企業の社会的信用を落としたり、社会に大きな混乱をもたらしたりする可能性も持っている。
 こうした中で、システム監査の役割はこれまで以上に大きくなってきている。

収入

勤務先により異なる

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地域・都道府県

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