介護福祉士の仕事と専門学校一覧

介護福祉士

仕事の内容

福祉の専門知識に基づき高齢者などの介護をする

 社会の高齢化が進むにつれ、寝たきりや認知症の高齢者などが増え、介護の問題が表面化している。介護福祉士は、福祉に関する専門知識と医学的な介護技術を身につけ、施設あるいは在宅で、それらの人々の介護を支援する専門家だ。
 具体的には、入浴や排せつ、食事など身の回りの世話をし、本人ができるだけ自立した生活が送れるように援助する。また、家族に対して介護の指導も行う。
 介護する1人ひとりの状態に応じた介護を施すため、介護福祉士には、福祉関係の知識はもちろん、栄養学や調理、心理学、医学一般などの知識とリハビリテーション技術が必要とされる。

働き方と生活

極めて多忙であり体力を使う場面が多い

 介護福祉士の主な職場としては、病院やリハビリテーション施設、特別養護老人ホームなどの社会福祉施設が挙げられる。労働条件などは勤務先により異なるが、入院患者のいる病棟や老人ホームなどではシフト制の勤務になることもある。スタッフの数が不足している職場も多く、極めて多忙かつ体力を使う仕事だ。


ふさわしい人

思いやりと体力が必要条件

 寝たきりや認知症の高齢者などを介護するには、福祉に対する情熱や、介護する人とその家族への理解や思いやりがないと務まらない。また、高齢者が無力感や疎外感を抱くことがないように、根気よく励まし、導くことが必要なので、包容力や忍耐力も要求される。入浴や移動の際の介助には、体力と機敏な行動力も必要である。

将来展望

高齢社会の進行で高まる必要性

 今後、日本の65歳以上の高齢者の割合はますます増加し、2015年ごろには全人口の25%を超えると予測されており、高齢者福祉の充実が差し迫った課題となっている。そのため、施設の増設が急がれ、同時にそこで働く介護福祉士資格を持った人材の必要性も高まっている。
 高齢者福祉は保健・医療分野と切り離せないものなので、今後はいっそう保健・医療にも精通した人材が求められていくと考えられる。

収入

初任給 約20万7000円(公的施設の場合)

関連する学校

地域・都道府県

124件の専門学校

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関連サイト

社会福祉法人 全国社会福祉協議会 : http://www.shakyo.or.jp/

厚生労働省 : http://www.mhlw.go.jp/