塾講師の仕事と専門学校一覧

塾講師

仕事の内容

生徒の希望に応じた学習対策で学力を伸ばす

 学習塾には、受験指導に重点を置く進学塾と、学校での授業の予習、復習を中心とする補習塾がある。塾に通っている子どもたちは、学習意欲に満ちた子どもから、学校の授業についていけないために通っている子どもまで様々だ。そのため塾講師は、学校とは違った塾の特徴を生かして、生徒1人ひとりの能力に合わせた少人数制やマンツーマン方式の指導を行うこともある。
 例えば、進学塾の場合は学年、科目、学力などを考慮して指導しやすいクラスを編成し、入試問題の傾向などを調べ、生徒の希望に応じた対策を立てて学力アップを図る。そして、必要な時期に、模擬テストなどを行う。

働き方と生活

土曜が勤務日になる場合も多い

 専任講師の場合は、塾の規定の勤務時間に応じて8時間程度勤務するのが一般的である。時間講師の場合は自分のスケジュールに合わせて授業を担当し、フレキシブルに仕事ができる反面、労働条件が安定していないことも多いようだ。
 また、学校が休みの日に授業や試験を行うことが多く、土曜が勤務日のところも少なくない。


ふさわしい人

わかりやすく勉強を教えられる人

 学習塾には学習意欲や学力などが異なる様々な子どもが通ってくるので、塾講師は、こうした子どもたち1人ひとりに合わせて細やかな気配りができることが大切である。特に小、中学生は人間形成のうえで大切な時期なので、時には厳しく、時には優しく、愛情を持って接することができる人が望まれる。また、わかりやすくポイントを絞って教えられることも条件である。

将来展望

より優秀な人材が求められる傾向に

 子どもの数が減少していることなどから、塾の数が減り、経営状態も厳しくなっている。また塾に対する保護者の選別の目が厳しくなっているため、塾間の競争も激しくなっている。そのため、経営者は質の高い講師の確保にいっそう力を入れていくと考えられる。
 新しく塾を開くのは易しくはないが、立地条件などによっては可能であろう。

収入

平均給与 約27万8000円(2007年厚生労働省調査)

関連する学校

地域・都道府県

8件の専門学校

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関連サイト

社団法人 全国学習塾協会 : http://www.jja.or.jp/main.html