高校教諭の仕事と専門学校一覧

高校教諭

仕事の内容

専門的な知識で教科を教える

 高校教諭は、中学校教諭に比べて、より専門的でレベルの高い教育を行う。教科には大きく分けて、国語、数学、地歴・公民、理科、外国語などの普通教科と、工業、商業などの専門教科がある。そして、例えば国語の場合、国語表現Ⅰ、国語表現Ⅱ、国語総合、現代文、古典など、さらにいくつかの分野に分かれている。
 高校教諭は、これらの教科・科目を教えるほか、ホームルームやクラブ活動、学校行事などにもかかわる。さらに、生徒の生活・進路指導も行う。生徒1人ひとりの適性や興味・関心を踏まえたアドバイスにより、進路意識や目的意識を高めることも、高校教諭の重要な仕事である。

働き方と生活

部活動の指導などで休日出勤もある

 仕事は授業以外にも、授業の準備、学校行事の運営、そのほかの雑務があり、かなり多忙である。1日の労働時間は平均して10時間くらいで、残業も多く、自宅で翌日の授業の準備や成績処理などの仕事をすることもあるようだ。さらに、部活動の顧問になると、試合の引率や練習の指導などで、休日出勤することもある。


ふさわしい人

生徒を理解し導いていく熱意が必要

 多感な思春期の真っただ中にある高校生を指導するので、1人ひとりの生徒の微妙な心理を理解し、よき相談相手になれる人が適任だ。最近は高校に進学しても、入学した高校になじめなかったり、授業についていけなかったりして退学してしまう生徒が少なくない。そうした問題を認識したうえで、生徒たちの個性や隠れた才能を引き出し、導いていく熱意も必要である。

将来展望

採用者数は増える可能性もある

 生徒数の減少による高校の整理統合などで、教員採用は厳しい状況が続いている。しかし、いわゆる「団塊の世代」の教員が定年退職するため、今後は採用者数が増えてくる可能性がある。
 情報化や国際化の進展など、近年社会は激しく変化している。今後は、そうした変化を見据えながら、生徒1人ひとりに合った進路指導を行っていくことが今まで以上に求められるであろう。

収入

初任給 約24万円

関連する学校

地域・都道府県

25件の専門学校

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関連サイト

文部科学省 : http://www.mext.go.jp/

チャイルドリサーチネット : http://www.crn.or.jp/index.html