小学校教諭の仕事と専門学校一覧

小学校教諭

仕事の内容

教科だけでなく生活全般を指導する

 小学校教諭は、1年生から6年生までの児童に国語や算数などの各教科を教えるとともに、ホームルーム、給食、掃除、登下校といった学校生活全般について指導する。図画工作、音楽、体育、家庭科などに専任教員を採用している学校もあるが、一般的には、小学校教諭は全教科を1人で教える。また、遠足や運動会といった学校行事やPTAへの参加、家庭訪問、教員同士の勉強会や研究活動なども大切な仕事である。
 小学校時代は社会生活の基礎を学ぶ大切な時期で、子どもの将来に与える影響は大きく、児童1人ひとりの個性を理解し、常に公平で冷静な目を持って指導することが必要である。

働き方と生活

公立小学校では数年ごとに異動がある

 仕事内容が多岐に渡るため、児童が帰ったあとも夜まで残業することが多く、夏休みを除いて1日の労働時間は平均10時間を超えるのが現状だ。遠足や移動教室など、学校の外で指導を行うこともある。
 公立校では、採用された都道府県・政令指定都市内で数年ごとに異動があるのが一般的だ。


ふさわしい人

子どもたちを受け止める包容力が必要

 小学校教諭は、子どもたちにとって学校における親とも言える存在で、子どもの人間形成に大きな影響を与える。そのため、時には優しく、時には厳しく、常に公平な立場で接し、温かい目で成長を見守ることができる人が望まれる。また、何事にも前向きに取り組む姿勢や、子どもたちを引っ張っていく指導力も必要だ。

将来展望

採用には人間性重視の傾向が強まる

 少子化により小学校の児童数が減っているが、各地で少人数クラス編成の動きが見られたり、文部科学省が教職員定数改善計画を推進していることなどから、教員の採用者数はおおむね増加傾向にある。また、小学校の6年間は、社会生活の基礎を学ぶ大切な時期であるため、教員の採用基準は「学力」とともに「人間性」が重視され、教員採用試験では面接を重視するところが増えてきた。この傾向は今後も続くだろう。

収入

初任給 約24万円

関連する学校

地域・都道府県

13件の専門学校

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関連サイト

文部科学省 : http://www.mext.go.jp/

チャイルドリサーチネット : http://www.crn.or.jp/index.html