マーケティングリサーチャーの仕事と専門学校一覧

マーケティングリサーチャー

仕事の内容

消費者データを調査、集計、分析する

 多くの企業は、新製品を開発する際に、消費者の好みや関心などの情報を事前に集め、製品の企画や製造量を決める参考にする。また、時には業界や他社の動きを把握しておくことも必要になる。マーケティングリサーチャーは、このような市場調査を企業や団体から請け負う調査専門会社や、企業のマーケティング部門に所属して、市場調査に当たるスペシャリストだ。
 調査の方法は、直接会って話を聞くこともあれば、インターネット、郵送、FAX、電話、街頭などでアンケートを取ることもある。こうして集めたデータを集計し、結果を報告書にまとめて発注者の企業や団体に報告する。

働き方と生活

調査の内容によっては勤務時間が不規則に

 主な職場としては、マーケティング専門会社やシンクタンクのほか、企業のマーケティング部門などが挙げられる。
 基本的に週休2日の勤務体制であるが、調査の内容によっては、対象者のスケジュールに合わせる必要があるため、勤務時間や休日が多少不規則になることもある。


ふさわしい人

指導力やデータ分析の能力が問われる

 仕事上、数値データを多用するので、何より数字に強いことが求められる。文系出身者も少なくない職業だが、基礎的な数学力は必須である。また、正確なデータを得るため、多くのアルバイト調査員の力を借りて情報を収集することもあり、その場合はリーダーシップも必要となる。
 一方、調査が長期に渡ることもあり、調査を継続する体力と根気強さも不可欠だ。調査したデータを分析する能力も大切な条件と言える。

将来展望

マーケティングリサーチの必要性が高まる

 消費者の好みが多様化している現在、商品のターゲット設定も具体的かつ狭まる傾向にあり、マーケティングリサーチにも、よりきめの細かさが要求されている。近年、リサーチ事業の売り上げは全体に伸びており、消費者の動向を正確につかむためのマーケティングリサーチの必要性はますます高まっていくだろう。

収入

初任給 20万~23万円程度(マーケティング専門会社の場合)

関連する学校

地域・都道府県

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