翻訳家の仕事と専門学校一覧

翻訳家

仕事の内容

大きく分けて出版翻訳と産業翻訳がある

 翻訳には大きく分けて出版翻訳と産業翻訳がある。小説やノンフィクションなどを単行本や雑誌の記事として翻訳するのが出版翻訳、契約書や企画書などのビジネス文書、機械のマニュアルや文献などを翻訳するのが産業翻訳だ。
 ほかにも音楽の歌詞、映画やテレビの字幕、ナレーションなどの翻訳もあり、翻訳文化は社会に浸透している。これらの翻訳を職業としているのが、プロの翻訳家だ。フリーの場合がほとんどで、翻訳会社などと契約を結んでいるケースが多いようだ。また、常に翻訳を必要としている商社、通信社や映画配給会社などでは、社員として翻訳担当者を置いているところもある。

働き方と生活

締め切り優先で休日返上になることも

 締め切りに間に合わせるため、休日返上で仕事をすることもある。特に産業翻訳の場合は期間が短く、数日単位の場合もある。出版翻訳の場合は数か月単位が一般的だ。
 勤務時間や休日は、フリーで働く場合は比較的自分のペースで管理できるが、企業などに所属する場合は一般の社員と変わらないようだ。


ふさわしい人

言葉の表現力に優れ集中力のある人

 出版翻訳、産業翻訳を問わず、まず日本語と外国語の表現力に優れていることが条件だ。そのうえで、出版翻訳の場合は言葉の微妙なニュアンスを読みとり表現する感性やセンス、あるいは両国の歴史や文化、生活習慣への深い理解が必要とされる。また、産業翻訳は、専門用語をわかりやすく説明する能力や、原文に忠実に訳す正確さが求められる。そのほか、粘り強い探究心や集中力、根気なども翻訳家に欠かせない要素だ。

将来展望

国際化の進行で翻訳のニーズも増加

 以前は、翻訳は専門家の副業的な面が強かったが、最近は翻訳本の出版点数が増えてきたこともあり、専業の翻訳家も多くなっている。また、企業の国際化が進み、ビジネスや科学技術分野の翻訳の需要も活発になっている。現在、翻訳ソフトの研究・開発が盛んに行われているが、当分は翻訳家へのニーズは衰えないだろう。

収入

雇用形態などにより異なる

関連する学校

地域・都道府県

17件の専門学校

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関連サイト

SPACE ALC : http://www.alc.co.jp/

サイマル・インターナショナル : http://www.simul.co.jp/