音響エンジニアの仕事と専門学校一覧

音響エンジニア

仕事の内容

放送局やライブで音を演出する

 映画やテレビ、ラジオ、舞台などでは、音楽をはじめ、ドアの開く音、風の音など、様々な効果音が使われる。こうした音響効果を調整し、最大限に生かす音の演出家が音響エンジニアで、一般にはミキサーと呼ばれている。
 音響エンジニアは、放送局では、スタジオから送られてくる音をサブと呼ばれる副調整室でミキシングし、効果的な音を作っていく。また、録音スタジオでは、音質のよいレコーディングをするうえで欠かせない存在だ。
 そのほか、イベントやライブなどを専門に、PA(パブリック・アドレス)と呼ばれる音響拡大装置を操作する音響エンジニアもいる。

働き方と生活

長時間の収録もあり残業になることも

 主な職場は放送局や録音スタジオである。スタジオでは収録が長時間に及ぶことも珍しくない。締め切りに追われ、昼夜を問わず仕事をこなしたり、ワンシーンのために徹夜したりすることもあるなど、生活は不規則になりがちだ。また、イベントやライブのPAを担当する場合は、重い機材を運ぶこともある。


ふさわしい人

鋭い音感と集中力、体力が必要

 音響エンジニアは、音感が鋭く、微妙な音の違いを聞き分けられることが大切で、そのためには集中力が必要だ。スタジオミキサーかコンサートミキサーかで仕事の内容が多少異なり、適性もある程度違ってくる。コンサートミキサーの場合は、会場設営のための行動力や体力、そして突発的な故障などに素早く対処する臨機応変さや判断力も求められる。

将来展望

楽器や音響機器の進歩でニーズは増加

 最先端技術を使った電子楽器が盛んに使われるようになり、野外会場やホールでのコンサートも盛んなため、ミキサーの存在はますます重要になってきた。「音を作るのは演奏者6割、ミキサー4割」とまで言われている。
 また、良質な音響が必要とされるビデオ部門でも、新しい設備や機器が競って導入されており、ミキサーのニーズは全体的に高まっている。

収入

勤務先により異なる

関連する学校

地域・都道府県

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関連サイト

パイオニア : http://www.pioneer.co.jp/

財団法人ヤマハ音楽振興会 : http://www.yamaha-mf.or.jp/

メタメディア : http://www.metamedia.co.jp/

ONKYO : http://www.jp.onkyo.com/