編集者の仕事と専門学校一覧

編集者

仕事の内容

本の企画を立てでき上がるまでを管理

 書籍や雑誌を企画し、制作の段取りを決め、出版物ができ上がるまでを管理するのが編集者の仕事である。
 実際に本作りの作業に入ると、文章を書いたり、イラストを描いたり、写真を撮ったりといった実務は、それぞれの専門家に任せることになる。したがって編集者の役割は、常に締め切り日を意識しながら、本作りが予定どおりスムーズに進んでいるかどうかに目を配ることが主な仕事内容となる。
 しかし、時には取材や原稿執筆、校正(文章に誤字や脱字がないか調べること)などの実務を自分で行うこともある。

働き方と生活

仕事は激務労働時間もかなり不規則

 写真やイラストの発注や取材の打診、文章の校正や原稿執筆と、幅広く仕事をこなすため、勤務先や就業形態にかかわらず多忙である。また、何より締め切りが優先であるため、労働時間も不規則になることが多い。
 編集者としての経験や人脈を生かし、独立して編集プロダクションなどを設立する人もいる。


ふさわしい人

最も必要なのは旺盛な好奇心

 編集者に最も必要な企画力の源泉は好奇心なので、好奇心旺盛な人が望ましい。それに加えて柔軟な発想力や流行感覚も求められる。また、フォトグラファーやイラストレーターなどの専門家と仕事をするので、人と上手につき合える能力も必要だ。さらに、読解力や文章力、デザインにかかわる美的感覚も求められる。

将来展望

新しい出版メディアの可能性が広がる

 雑誌の廃刊、創刊のサイクルが短くなり、ベストセラーが目まぐるしく入れ替わるなど、最近の読者の本に対する好みは激しく変化している。このため、今後はより斬新な発想ができる人材が求められるようになるだろう。
 また、インターネットなどのデジタルメディアへの進出も活発なので、そうした方面の専門知識や技術を持った人の活躍の場が広がっていきそうである。

収入

初任給 約26万円(大手出版社の場合)

関連する学校

地域・都道府県

35件の専門学校

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関連サイト

NHK出版 : http://www.nhk-book.co.jp/

新潮社 : http://www.shinchosha.co.jp/

えでぃっとはうす : http://www.ognet.jp/

日本エディタースクール : http://www.editor.co.jp/