消費生活アドバイザーの仕事と専門学校一覧

消費生活アドバイザー

仕事の内容

消費者の生の声を商品に反映させる

 企業や地方公共団体に所属し、消費者窓口などで消費者の相談に応じたり、企業と消費者の架け橋として企業の商品開発や販売戦略などについてアドバイスをするのが、消費生活アドバイザーだ。特に企業では、消費者に納得してもらえる商品を開発する必要があるため、消費生活アドバイザーの存在は重要性を増している。
 企業に所属する場合は、消費者窓口、商品開発をはじめ、商品テスト、企画、広告・宣伝、広報、販売、市場調査など、様々なセクションとかかわる。消費者の生の声を聞き、それを企業に伝えて商品の改善を図るのが役割だ。また、必要な場合は、顧客の家まで足を運ぶこともある。

働き方と生活

地方公共団体や企業の消費者部門などで活動

 職場は、地方公共団体や、食品、化学(薬、化粧品、洗剤など)、電機、家庭用品、自動車、住宅、百貨店、流通、そして公益企業のガス、電力など、消費生活に関連した業種の消費者部門、調査・広報部門、商品開発部門などだ。仕事の性格上、比較的自由に行動できるため、講習会や勉強会へ講師として参加することもある。


ふさわしい人

生活感覚豊かで信念と謙虚さがある人

 扱う対象は生活関連用品が多いので、生活感覚豊かで、消費者、特に主婦の気持ちがわかり、聞き上手、話し上手であることが求められる。
 また、時には企業のトップを含めて様々な部署の担当者や消費者と議論することもあるので、自分の信念をしっかり持ち、それを貫ける粘り強さも大切だ。反面、相手の方が正しいと感じたら、それを認める謙虚さも必要である。

将来展望

活躍の場の広がりに大きな期待

 消費者のライフスタイルや価値観が多様になり、それらを満足させる商品の開発が求められている中、消費者の声を積極的に商品開発に生かすことが必要になっている。そのため、消費者の生の声を企業に反映させる消費生活アドバイザーの存在は、特に生活関連用品を扱う企業では欠かせなくなっている。今後は、より幅広い業界の企業に活躍の場が広がっていくだろう。

収入

一般事務職並み(事務係員の平均給与は約32万9000円・2007年人事院調査)

関連する学校

地域・都道府県

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関連サイト

東京くらしWEB : http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/

東京消費者月間 くらしフェスタ : http://kurashifesta-tokyo.org/

(社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会 : http://www.nacs.or.jp/

(財)日本産業協会 : http://www.nissankyo.or.jp/

国民生活センター : http://www.kokusen.go.jp/

経済産業省 : http://www.meti.go.jp/