自衛官の仕事と専門学校一覧

自衛官

仕事の内容

日本の平和と独立を守り国の安全を保つ

 自衛官は防衛省・自衛隊に勤務する特別職の国家公務員で、日本の平和、独立、安全を守ることを第一の任務としている。
 自衛官はまず、外国の武力侵略などで国を防衛する必要が生じたときや、内乱などの非常事態が発生したときに出動する任務を負っている。例えば、外国の航空機が領空を侵したときには、これを退去させるために必要な措置を採る。また、土砂崩れ、山火事、地震など大きな災害が起きたときにも出動して、人命救助に当たる。
 さらには、国際平和のための努力や国際協力の推進に寄与するため、国際平和協力業務や国際緊急援助活動などを行っている。

働き方と生活

大きな災害の発生時には長期間の現地派遣も

 勤務地により異なるが、勤務時間は原則として8時から17時で、完全週休2日制となっている。また、独身の自衛隊員は、駐屯地や基地などにある営舎で生活するのが一般的である。
 大規模な自然災害が発生した場合には、被災地へ派遣され救護活動などを行う。災害の規模によっては、派遣期間が長期化することもある。


ふさわしい人

国を守る志と訓練に耐える体力が不可欠

 国を守るという仕事柄、やはり、揺るぎない信念を持ち、忍耐力、責任感、連帯感、決断力のある人が適任だ。また、自衛官にも様々な職務があるので一概には言えないが、厳しい訓練に耐えるには、身体が強健で適応力があることが求められる。そのほか、団体生活を送るうえで、規律が守れ、礼儀正しいことも欠かせない。

将来展望

日本だけでなく世界の平和に貢献する

 近年、自衛隊が果たすべき役割への期待が大きくなっており、国際社会の平和と安全を維持するために、国連の統括下で行われる国連平和維持活動(PKO)や、国際緊急援助活動などへの参加も積極的に行われている。
 2007年、防衛庁が防衛省に移行したことによって、国際平和協力活動が自衛隊の本来の任務となった。今後は、海外における活動の場もよりいっそう広がっていく見通しだ。

収入

初任給 約21万3000円(幹部候補生・2007年度)

関連する学校

地域・都道府県

82件の専門学校

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関連サイト

防衛省・自衛隊 : http://www.mod.go.jp/

国際平和協力本部事務局(PKO) : http://www.pko.go.jp/

防衛大学校 : http://www.nda.ac.jp/index-j.html

国際連合広報センター : http://www.unic.or.jp/