救急救命士の仕事と専門学校一覧

救急救命士

仕事の内容

救急車の中などで患者に救急救命処置を施す

 救急救命士は、病院や診療所に搬送される途中の傷病者に救急救命処置を施すスペシャリストだ。止血処置や脈拍の測定といった一般的な医療活動はもちろんのこと、心臓や呼吸の止まっている傷病者に対して、医師の指示を受けて、点滴や気道の確保などの救急医療行為を行うこともある。こうした専門的な仕事内容を踏まえ、救急救命士の業務に就くには国家資格の取得が必須となっている。
 大量の失血があった場合などは、病院に着くまでの間の処置が患者の生死を分けると言われている。それだけに、患者の命を預かる責任のある仕事と言えるだろう。

働き方と生活

24時間態勢の勤務だがやりがいも大きい

 救急活動は24時間態勢で行われるため、勤務形態は交代制だ。出勤が早朝や深夜になることも多いため、生活は不規則になりがちである。また、出動要請があれば仮眠中でも出ていかなければならないなど、過酷な面もある。
 人の死に直面する仕事であるため、精神的にも厳しいが、やりがいも非常に大きい仕事だ。


ふさわしい人

冷静沈着な判断力と医療に関する知識が必要

 一刻を争う救急医療の現場で適切な判断を下さなければならないため、何よりも冷静沈着であることが求められる。
 また、最新の医療機器を使いこなす必要があるので、医療に関する知識の修得に日々努めることも必要だ。
 さらに、長い勤務時間に対応できるだけの体力を養っておくことも大切だ。

将来展望

救急医療の充実が課題今後ともニーズは高い

 今日、救急医療をより充実させていくことが重要な課題となっており、今後とも救急救命士へのニーズは高いと言える。
 救急隊が出動する件数は年々増加傾向にあり、各自治体では、救急隊を増隊する動きも見られる。今後は救急医療に対する熱意を持った人材がいっそう求められていくだろう。
 なお、近年は女性の活躍もめざましい。

収入

初任給 約24万円(2007年度)

関連する学校

地域・都道府県

24件の専門学校

全24件中21〜24件目を表示

関連サイト

総務省消防庁 : http://www.fdma.go.jp/