職業実践専門課程について

職業実践専門課程とは、専門学校(専修学校の専門課程)における職業教育の水準の維持向上を図ることを目的に、文部科学大臣の認定により平成26年度から新たに設置(認定)された課程(学科等)のことです。初年度である平成26年度は472校1,373課程が認定されました。

専門学校はもともと「職業若しくは実際生活に必要な能力を育成」することなどを目的として設置されているものですが、職業実践専門課程は、企業と連携したカリキュラムの編成や自己評価の実施・公表などの認定要件が設定されている点が特徴です。

職業実践専門課程として認定されるためには、他にも「修業年限が2年以上であること」、「企業等と連携して、実習、実技、実験又は演習の授業を行っていること」、「保護者など学校関係者による評価の実施・公表」などの要件を満たす必要があります。

具体的には、企業担当者による講義や研修のように企業と連携した実習プログラムを実施したり、就職実績や連携する企業名、主な就職先などの情報を公開し学校の経営に関して学校関係者・企業関係者の評価を導入したりといったことが行われる見込みです。

他方、職業実践専門課程を設置していない課程(学科等)においても、同等の教育を実施している専門学校は多く存在しています。学校選びの際にはこれまで通りしっかりと教育方針・カリキュラムなどを確認することが重要なことは変わりありません。


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